国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture Organization of the United Nations)の調査による、世界のマグロ漁獲量ランキング(2011)を紹介します。 統計データは、クロマグロ(ホンマグロ)、ミナミマグロ(インドマグロ)、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロ(ビンナガマグロ)の5種類が対象です。

国別・世界のマグロ類の漁獲量

新興国のインドネシア、フィリピン、メキシコといった国からの漁獲量が近年伸びています。日本は20.5万トンとほぼ横ばいで、インドネシアに次ぐ2位につけ、世界の漁獲量の約1割を占めます。台湾・スペインなど昔からマグロを獲っている国の中では、アメリカの漁獲量の減少が顕著です。

魚種別・世界のマグロ類の漁獲量(2011)

キハダマグロの漁獲量が断トツの1位。ツナ缶など加工品として世界中で消費されています。次いで、主に刺身用に市場に出るメバチマグロが2位にランクします。太平洋・インド洋・大西洋の広い海域で獲れる魚の漁獲量が多い一方、高級魚であるクロマグロ・ミナミマグロは、圧倒的に少ないことが一目で分かります。

大洋別・世界のマグロ類の漁獲量(2011)

マグロの獲れる海域ごとにデータを見ると、太平洋の漁獲量が全体の6割以上を占め、圧倒的にシェアが大きいことが分かります。マグロの資源管理を目的とした国際機関は、海域ごとに設立されており、日本はすべての機関の加盟国として条約を締結しています。国際機関には、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)、東部太平洋を対象とした全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)インド洋まぐろ類委員会(IOTC)、そして、海域を定めないみなみまぐろ保存委員会(CCSBT)があります。

FUJI-KIZAI(不二機材)は、1960年の創業以来、延縄の設置に必要なアルミスリーブ、圧着工具、スリーブかしめ機、テグス、釣り糸などの漁具をはじめ、各種漁業資材を製造し、国内・海外の漁業者向けに販売しております。