“魚”へんに“春”と書いて???

「さわら」と呼びます。

絶対コレ、春が旬の魚ですよね。

 

 

でも。

実はこの魚、

旬の季節が春と冬で2回あり、地域によって「旬」の時期も違う面白いお魚なんです。

関西では、鰆(さわら)は3月~5月が旬とされていますが、関東では12月~2月が旬だと言われています。

産卵の時期に関西地方で多く漁獲されていた事から春が旬とされていました。

関東では、産卵前の1番脂が乗っている時期を旬としたようです。

 

関西の旬の季節である春の季節の鰆(さわら)は、お刺身や焼き魚、西京焼き、押し寿司などで食べるのが一般的。

鰆は春に多く収穫されることから、春を告げる祝い魚としても、日本古来から重宝されてきました。

冠婚葬祭や懐石料理だったり、地域によってはおせちに使われたりと、食卓で今も昔も変わらず愛されています。

 

 

では魚編に夏は??

魚編に夏ではありませんが、「魚」+「夏」=魚夏(わかし)と言いわれる魚がいます。

出世魚のぶりの若いモノの事を言い、大きさは約15~20センチほどです。

 

もちろん、「鰍」(かじか…ハゼ似た淡水魚)も、「鮗」(このしろ…コハダの別名)も存在しています。

 

 

魚で四季を感じるというのも粋なものですね。

 

(※写真は“さわら”にて)

 

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