〈地球最古の生き物〉
地球で最初の生き物はいつ、どこで生まれたのでしょう。
約40億年前に深海で生まれたと考えられています。
以前までは、地球上での「最初の生き物」は約38億年前に生まれたとされていましたが、
2017年に東京大学などの研究グループが「約40億年前には生命がいたのではないか」という研究成果を発表しています。
最初の生き物が生まれた年代は、今後の研究でさらに変わるかもしれません。
最初の生き物は1つの細胞からできた「単細胞生物」でした。それが10億年以上の時間をかけて少しずつ進化し、やがて「多細胞生物」があらわれます。
そして約5億4000年前「カンブリア紀」になり、今いる動物の祖先となる動物が誕生したのです。
最初の生き物の材料になった有機物は、もしかしたら、地球にあったものだけではなく、宇宙からやって来たものも含まれていたかもしれません。隕石が海に落ちた事が最初の生き物の誕生にどうかかわったか、などのテーマでも現在研究が進んでいます。
隕石がきっかけになって、わたしたちの祖先が生まれた…と想像すると、宇宙が身近に感じられますね。
ちなみに。
残念ながら、最初の生き物がどのように生まれ、どのような姿で、どのように暮らしていたのかは未だ分かっていません。