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写真はROYAL SMUSHI CAFEホームページより「SMUSHI」

世界の寿司職人が競う、ワールドスシカップ開催

世界での日本食ブームが加速している。農林水産省が今月発表したレポートによると、世界の日本食レストランの店舗数は、今年7月時点で約8万8700店舗を数えたそうだ。2006年の同調査では約2万店舗であったため、この9年間で4倍以上と爆発的に増加している。これは2013年に和食が世界文化遺産に認定されたことや、アジアや欧州での豚骨ラーメンブームに起因するようだ。その一方で、非日本人による偽の日本料理店も横行しており、農林水産省は海外の和食料理人を対象にした技能認定制度もスタートさせたばかりだ。そんな中、世界で活躍する寿司職人を集めて、寿司の調理技術や衛生技術を競う、ワールドスシカップジャパン2015が東京ビッグサイトで開催された。NHK「かぶん」ブログで、その模様がレポートされている。

世界各地で活躍するすし職人がその腕前を競う「ワールドスシカップ」、2日目の21日はキウイやトナカイなど、それぞれの国で親しまれている食材を使った独創的なすしが披露されました。東京・江東区で開かれたこの催しはすしの食文化を世界に広めようと2日間の日程で農林水産省などが開きました。初日の20日は8か国11人のすし職人が、伝統的な江戸前ずしを握り、その腕前や衛生管理の技術を競ったのに対し、21日はそれぞれの地域の食材を使った創作ずしを披露しました。このうち南アフリカの職人はキウイにホタテを乗せたり、ネギトロとスイカを一緒に巻いたりと、すべてのすしに果物を使っていました。また、ノルウェーの職人は北欧料理によく使われるトナカイの肉をつかったすしを披露しました。

引用元 NHK「かぶん」ブログ:http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/700/225657.html

デンマークには寿司ブームが到来中!

今回の第3回大会で優勝したのは、ポーランドの寿司職人。キャビアを使った寿司や、海苔の代わりに金箔を使った独創的な握りが評価されたそう。このワールドスシカップの初代優勝者は、デンマーク・コペンハーゲンの寿司レストラン 「Umami」の寿司職人であった。実は今、デンマークでは寿司ブームが起きているそうだ。コペンハーゲンには寿司を提供する店舗が200店舗以上もあるそうで、「SMUSHI(スムーシ)」と呼ばれるオープンサンドと寿司を折衷した料理まで誕生している。このSMUSHIブームは、デンマーク王室御用達ブランドのロイヤル・コペンハーゲン本店に、ROYAL SMUSHI CAFEがオープンしたことでも測り知れる。日本では高級店になればなるほど、寿司は素材の鮮度と質を重視して、余分なものを削ぎ落としたシンプルなものになる。一方で、世界では寿司は独自の進化を続けている。海外で生まれた寿司から、日本の寿司職人も学べることがあるのかも知れない。

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