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日本人の魚離れを打破しよう!魚料理教室が話題

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一汁三菜の栄養バランスのとれた日本食が世界文化遺産に登録され、魚を主食とした低脂肪・高タンパクの日本食の価値が、世界でも認められている。しかしながら、日本国内での魚介類消費量は、年々減少の一途を辿っている。農林水産省のレポートによると、2013年の日本国内の魚介量消費し香料は237万トンで、2008年の294万トンと比べると、5年間で約20%も減少している。

そんな日本人の魚離れを打開しようと、各方面で対策が練られている。朝日新聞DIGITALによると、東京都内の魚屋さんが、一般消費者に魚のさばき方や、美味しい魚の見分け方を伝授するイベントを開催して、大成功を収めたそうだ。

東京の魚屋さんたちが、都会で暮らす魚好きの消費者に、プロの目利き力と旬の味わいを実感してもらおうと10日、「プレミアム」と名付けた魚料理教室を築地市場内で開いた。夏の白身を代表するマコガレイ、一本釣りした大分の関アジ、塩釜からのホンマグロはカマ下の大トロと、憧れの魚を次々と刺し身におろし、魚談議を繰り広げた。「プレミアム魚料理教室」は東京魚商業協同組合の青年部の主催で、今回が2回目。商店街の鮮魚店は減少の一途、スーパーでの買い物が当たり前になったなか、生き残っている店主の思いは、その日、その季節においしい魚を、喜んでくれる人に届けることだ。

引用元 朝日新聞DIGITAL:http://www.asahi.com/articles/ASH5B5V2YH5BUCLV004.html

このイベントは、東京魚商業共同組合の青年部が主催しており、毎回定員の2倍を超える申し込みがあると言う。参加費3500円で、魚のプロから美味しい魚のさばき方を教えてもらえるだけでなく、天然真鯛やインドマグロなどの高級素材を使って学び、講義終了後にはみんなでお酒を飲みながら、調理した絶品の魚たちを味わえるという特典付きだ。

グリーンツーリズムの一環として注目の地方ツアー

魚の料理教室は、地方の漁港の観光資源としても注目を集めている。グリーンツーリズムに力を入れている鹿児島県の種子島では、民泊を含んだ田植え体験や酪農体験に加えて、漁師の釣り教室や魚さばき体験、さつま揚げ体験などを用意して、観光客獲得に勤めている。

また兵庫県の家島では昨年、しまたびツアーを開催して話題となった。このツアーでは島の観光だけでなく、海釣りを楽しむ漁師体験のほか、島の民宿の女将さんから、魚料理を学ぶ体験型のツアーが人気を博した。

他にも長崎県の青島などの港町では、地元の漁師や料理人から魚のさばき方を学べる料理体験ツアーを開催している。3時間のツアーは、料理教室と豪華な磯料理が堪能できて、料金は4000円からとリーズナブルなのも魅力となっている。

今年の夏休みは、地方の港町で魚のさばき方を学びつつ、その土地の海鮮を味わってみてはどうだろうか?

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テキスト: FUJI-KIZAI(不二機材)

FUJI-KIZAI(不二機材株式会社)は、1960年の創業以来、マグロ延縄漁の設置に必要なアルミスリーブ、圧着工具、スリーブかしめ機、テグス、釣り糸などの漁具をはじめ、プロ向け・個人向けの各種漁業資材を製造・販売しております。