目次

  1. 日本漁船が釣ったマグロを食べられる居酒屋が人気
  2. マグロの瞬間冷凍技術を、ロケットや人工衛星に転用

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写真はニッポンまぐろ漁業団ホームページより

日本漁船が釣ったマグロを食べられる居酒屋が人気

国際連合食糧農業機関が発表した2014年の世界マグロ漁獲量ランキングによると、以前の記事で紹介した2011年と同様、第1位のインドネシアに次いで日本は第2位であった。2011年のデータと比較するとインドネシアが6万トン増であるのに対し、日本は1万トン減という結果で、インドネシアとの差は年々広がりつつある。それでも日本近海で獲れた「海のダイヤ」と称される大間のクロマグロなどは、ブランド魚として高い人気を誇る。6/1に浜松町にオープンしたニッポンまぐろ漁業団は「美味しい鮪を多くのヒトに食べてもらいたい、日本のまぐろ漁に関わるすべての方々が元気になって欲しい」をコンセプトに生まれた居酒屋だそうだ。

ワタミ株式会社は、まぐろ料理を中心とした居酒屋「ニッポンまぐろ漁業団」の2号店を、6月1日(水)に東京都港区浜松町にオープンします。「ニッポンまぐろ漁業団」は、日本籍漁船が釣り上げた天然まぐろを中心に提供するまぐろ料理専門店として開発した業態です。30~40代のビジネスマンやOLを中心顧客層に想定しています。2015年9月にオープンした1号店の新橋店は、開店後の売上高が前年比30%増になるといった成果が得られ、その好調な結果を受けて、2号店を出店することとしました。(中略)「ニッポンまぐろ漁業団」が提供するまぐろは、日本籍船が釣り上げた天然まぐろを一船丸ごと購買する特定の卸売業者から仕入れているもので、「どの漁船が、どこの海域で漁獲した、どんな種類のまぐろなのか」といった履歴を確認できることが特徴です。まぐろは、本まぐろ・南まぐろ・目鉢まぐろ・鬢長まぐろといった多様な魚種を取扱い、脳天・頬・カマ・顎・目玉・赤身・トロ・血合い・尾・胃袋・皮・肝などのさまざまな部位をそれぞれに合った調理法で提供します。

引用元 JIJI.COM:http://www.jiji.com/jc/article?k=000000086.000009215&g=prt

ニッポンまぐろ漁業団の人気メニューは、上に掲出した写真の「ミナミまぐろ断面切り一枚刺し」(税別1890円〜)だそう。これは、ミナミマグロのお腹部分を大胆にカットし、赤身、中トロ、大トロ、そして尾に近い2本目の腹ビレ上部の砂ずりまでを、一度に味わえるメニューだそうだ。

マグロの瞬間冷凍技術を、ロケットや人工衛星に転用

日本で遠洋漁業によるマグロ漁が活性化したのは、戦後間もなく長期保存を可能とする冷凍装置が登場してからのこと。日本で初めてマグロ凍結船を実現した日新興業は、日本のマグロ漁船におけるシェア約100%を誇る、業界最大手として知られている。この日新興業は、世界で初めてマイナス70度の大型超低温冷蔵倉庫を手掛けたり、3万トンを格納できる大型冷蔵庫の開発で名を馳せている。さらに近年はマグロの瞬間冷凍で培ってきた技術を、打ち上げ直前の人工衛星の環境を最適に保つロケット空調設備や、原子力発電所向け冷熱機器の開発に活かして注目を集めている。ロケットや原子力発電など、厳しい環境下における空調システムの開発を経験したことで、日新興業の原点である漁業用の冷凍システムに、最新鋭の技術が応用されているそうだ。マグロ漁とロケット開発という一見何ら関係のない分野が、実は日本の最新技術でつながっているとは、驚きである。

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テキスト: FUJI-KIZAI(不二機材)

FUJI-KIZAI(不二機材株式会社)は、1960年の創業以来、マグロ延縄漁の設置に必要なアルミスリーブ、圧着工具、スリーブかしめ機、テグス、釣り糸などの漁具をはじめ、プロ向け・個人向けの各種漁業資材を製造・販売しております。