目次

  1. カツオとマグロの一本釣りでMSCエコラベルを取得へ
  2. MSCエコラベル商品はどこで買える?

カツオとマグロの一本釣りでMSCエコラベルを取得へ

近年、環境に配慮した方式で生産された食材を、消費者が選んで購入する動きが出てきている。農作物では、有機JAS認定など農林水産省が定めたJAS規格や、北海道安心ラベルや東京都エコ農産物など都道府県ごとに独自に定めたエコラベルが多数存在する。一方で水産物については、MSC(海洋管理協議会)が認定する天然水産物のエコラベルと、ASC(水産養殖管理協議会)が認定する養殖水産物のエコラベルがある。

CHUNICHI Webによると、カツオとビンナガマグロの一本釣り漁の明豊漁業が、世界基準のMSCエコラベル取得に乗り出したそうだ。

宮城県塩釜市の漁業会社「明豊漁業」が、カツオとビンナガマグロの一本釣りで、資源管理や環境保全に配慮した漁業にお墨付きを与える国際機関「海洋管理協議会(MSC)」による「海のエコラベル」の取得に向け審査に入ることになった。MSCの日本事務所が31日、発表した。専門機関の審査を経て、早ければ1年~1年半で認証される見通しで、取得できれば京都府のアカガレイ漁、北海道のホタテ漁に続き日本3例目となる。

引用元 CHUNICHI Web:
http://www.chunichi.co.jp/

今回の明豊漁業がMSCエコラベルを取得すれば、日本では実は4例目となる。これまでは、アジアで初めてMSCエコラベルを取得した、京都府機船底曳網漁業連合会のアカガレイ、土佐鰹水産のカツオの一本釣り、そして北海道漁業共同組合連合会のホタテガイであった。

日本で2番目にMSCエコラベルを取得した土佐鰹水産は、東北大震災のあおりを受け、2012年5月に自己破産している。この土佐鰹水産は衰退する一本釣りの再生を目指し、乱獲をしない環境に配慮した持続可能な漁業=一本釣りの優位性をブランド化すべく活動していた。ようやくMSCエコラベルを取得し、一本釣りしたカツオを缶詰にしてアメリカへ輸出する事業を準備していた折に、東北大震災が発生。被災地で複数の冷凍施設が破壊されたため計画は頓挫してしまい、さらに相次ぐ不漁が追い打ちとなり自己破産となってしまったそうだ。

MESエコラベル商品はどこで買える?

海洋環境を保全しながら漁獲されたことの証である、MSCエコラベルのついた魚介類は、その加工と流通に当たってもMSCの流通・加工認証(COC認証)が必要。日本では2006年に国内最大手のイオングループが取得、 MSC商品の販売を開始している。※小売店は、店頭などでMSCエコラベルをうたったPOPを用いたり、宣伝に使う場合のみCOC認証が必要。

MSCエコラベル付きの魚介類は、上述のイオン系スーパーのほか、日本で初めてCOC認証を取得した亀和商店や、紀ノ国屋などで購入できる。興味のある方は、一度購入してみてはどうだろうか?

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FUJI-KIZAI(不二機材株式会社)は、1960年の創業以来、マグロ延縄漁の設置に必要なアルミスリーブ、圧着工具、スリーブかしめ機、テグス、釣り糸などの漁具をはじめ、プロ向け・個人向けの各種漁業資材を製造・販売しております。