〈アニサキス殺虫〉
熊本大学の教授は、パルス電流でアニサキスなど寄生虫のない生鮮食品の社会実装を目指すべく、「パルス電流殺虫技術研究会」を4月1日に立ち上げたという。
パルス電流殺虫技術とは、瞬間的な巨大電力(パルスパワー)を魚に流す事で魚の温度上昇を抑えつつもアニサキスを駆除出来るという技術である。
既にプロトタイプ装置による刺身用アジフィレーの販売は実施されている。
研究会は、この技術の社会実装に向け、調査、研究、開発や提言を行い、美味しくかつ安全安心な生鮮食品(魚介類・畜肉類・青果類)にしていく事が目的。
今後も熊本大学がサポートをしていくとの事。
生食文化の強い日本。
現代に至るまでの日本人の技術と経験のおかげで、
今の食品は、皆さんの口に運ばれるまでには必ず寄生虫の駆除はなされている訳ですが、
それはあくまで様々な業種の方達の様々な工夫や努力があってこその話。
生食で寄生虫を駆除しきる事は、実はそんなに簡単な道のりではなかったはずです。
しかし、もしパルスパワーの社会実装が現実なものとなれば、
こんなに革新的なモノはないかもしれません。
これは世界の生食文化すら変える事が出来る技術です。
やっぱり日本人の技術は凄いです。
不二機材株式会社