目次

  1. またも近畿大学発!におわない魚に熱視線
  2. 8県で23種類も誕生しているフルーツ魚の魅力

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またも近畿大学発!におわない魚に熱視線

2002年に世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功したことで、近年は受験者数全国No.1の人気を誇る近畿大学が、また新たなブランド魚を市場に投下して話題となっている。今回、注目を集めているのは「におわない魚」だ。朝日新聞デジタルは、次のように報じている。

魚臭さを抑えた「におわない魚」が人気だ。みかんやレモンの香りをつけた「フルーツ魚」を売り出す地域も増えている。魚離れが進むなか、新しい需要の掘り起こしにつながるのか。総合スーパー「イトーヨーカドー大森店」(東京都大田区)の鮮魚売り場。「におわない」のシールが貼られたブリの切り身を買った近所の主婦原早知子さん(32)は「くせがなくて最初食べたときは驚きました。お肉みたいにジューシーで気に入っています」。一般的なブリより1割ほど高いが、月に3回ほど買うという。
 開発したのは、クロマグロなどの養殖に力を入れる近畿大学の有路昌彦教授(41)。食べても魚臭さはほとんど感じさせない一方で、脂の乗りは中トロ並みの平均20%以上。濃厚な味が口に広がる。5年がかりで商品化し、大学が支援する「食縁」(本社・和歌山県新宮市)が今年1月から関西や関東の一部の店に卸し始めた。
引用元 朝日新聞デジタル:http://digital.asahi.com/articles/ASJ5M43L5J5MUTIL017.html?_requesturl=articles/ASJ5M43L5J5MUTIL017.html

近畿大学の有路昌彦教授が社長を務める食縁は、この「におわないブリ」の卸しを担当しているだけではない。魚の臭みを嫌う外国人マーケットに向けて、におわないブリを提供する海外展開も進めているのだ。2015年と2016年には、全米最大規模のレストラン見本市、シカゴレストランショーに出店し、におわないブリを使ったステーキやスモーク、フライといった料理を紹介・試食しているそうだ。

8県で23種類も誕生しているフルーツ魚の魅力

「におわない魚」が匂いの元となる魚粉を餌から減らし、その代わりに植物性たんぱく質を加えたことで、魚から臭みを消したのに対し、魚の餌にフルーツを混ぜて、あえて魚にフルーツの香りづけをした「フルーツ魚」も、注目を集めている。全国海水養魚協会が2015年11月に行った調査では、日本全国8県に23種類のフルーツ魚が存在しているそうだ。その先駆けとなったのが、高知大学と鹿児島県長島町の東町漁協が開発した柚子鰤王だ。この成功を機に、各地で様々なフルーツ魚の開発が進められたのだが、注目したいのは、地元名産の魚に地元で採れるフルーツを掛け合わせている点だ。くさみのない食べやすいフルーツ魚が地域に新たなブランドをもたらし、さらには世界市場を目指すキッカケになるかも知れない。

<主なフルーツ魚>
鹿児島県:柚子鰤王
大分県:かぼすヒラメ
香川県:オリーブはまち
愛媛県:みかんブリ
広島県:レモンはまち
三重県:伊勢まだい *伊勢茶を使用

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テキスト: FUJI-KIZAI(不二機材)

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