目次

  1. 銚子魚港が5年連続で水揚量日本一に
  2. 日本の漁港の水揚量と水揚金額ランキング

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銚子魚港が5年連続で水揚量日本一に

美味しい海の幸と言えば、海に囲まれた北海道や、日本海に面した北陸の金沢・富山、瀬戸内海の広島・高知、九州の福岡・長崎などが連想される。しかしながら、日本一の水揚量を誇る漁港は、実は千葉県の銚子漁港であることは、あまり知られていないかもしれない。この度、漁港別の2015年水揚量ランキングが発表され、銚子漁港が5年連続の日本一に輝いた、と毎日新聞が報じている。

銚子漁港(銚子市)の昨年の水揚げ量は21万9261トンと前年比20%減だったが、ライバルの焼津漁港(静岡県)を5万255トン上回り、5年連続で日本一となった。主力のサバが大豊漁だった前年より約5万5000トン少なかったうえ、海水温の上昇などでサンマやイワシも少なかったため。一方、近海マグロ類は新市場のオープン効果などで増加し、明るい材料となった。銚子市が4日発表した。統計はこれまで青森・八戸市水産事務所の調査を基にしていたが、今年は銚子市が初めて全国主要20漁港を調査してまとめた。水揚げ額も234億5548万円と前年比26%減だった。上位は焼津(476億円)をトップに、福岡、長崎の順。銚子は根室(北海道)に抜かれ、前年の4位から5位に落ちた。
引用元 毎日新聞:http://mainichi.jp/articles/20160105/ddl/k12/020/137000c

日本の漁港の水揚量と水揚金額ランキング

首都圏に属する千葉県銚子漁港が「水揚量日本一」というのは、なかなかイメージができにくいだろう。そこで今回は、日本の漁港の水揚量と水揚金額のランキングを調査してみた。上記の銚子市が発表した2015年度データは数値が検出できなかったため、以下では時事通信社発表の2014年データを掲出して比較してみたい。

2014年度水揚量ランキング
1位銚子(千葉) 274,689トン
2位焼津(静岡) 155,536トン
3位釧路(北海道)130,571トン
4位八戸(青森) 120,531トン
5位根室(北海道)117,308トン
出典:時事通信社

2014年度水揚金額ランキング
1位福岡(福岡) 455億2900万円
2位焼津(静岡) 406億3500万円
3位長崎(長崎) 323億1700万円
4位銚子(千葉) 315億9000万円
5位根室(北海道)304億200万円
出典:時事通信社

ここで注目したいのは、水揚量ではトップ10にも入っていない福岡(博多)港が、水揚金額では日本一になっている点だ。福岡港のすぐそばに位置する福岡市中央卸売市場鮮魚市場は、九州だけでなく中国・四国地方まで大量消費地を抱えている。さらにトラフグや真鯛、クエ(アラ)といった高級ブランド魚が数多く出荷されることから、水揚金額日本一につながっていると想定される。一方で水揚量日本一の銚子港は、膨大な人口を抱える首都圏に位置するが、その中心の築地市場には全国から魚介類が集まるためライバルが多いこと、さらに銚子港の水揚げの半分を安価ないわしが占めると言われることからも、水揚金額では4位に留まっていることが推測される。ここからも、漁港を軸とした地方創生には、地元の特産と呼べる高級ブランド魚の確立が不可欠である、と言えるだろう。

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