目次

  1. ブランド養殖魚で人気の居酒屋、近畿大学水産研究所
  2. 養殖魚のブランド化が、日本の水産業を変える

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写真はdot.ホームページより

ブランド養殖魚で人気の居酒屋、近畿大学水産研究所

2002年に世界初となるクロマグロの養殖に成功した近畿大学が、東京銀座と大阪梅田に出店した近畿大学水産研究所が今、行列のできる人気店として話題になっている。この店舗では、近畿大学が養殖したマグロやマダイ、シマアジのほか、オリジナルで交配したキンダイ(イシダイ雌とイシガキダイ雄の交雑魚)などが味わえることで人気とか。オープンして3年目の梅田店は、今年3月に月間売上の最高額を記録し、予約不可のランチ前に数時間前から行列ができると言うから、今だに人気は衰えていない。dot.がその梅田店の取材をレポートしている。

 30年以上かけてクロマグロの完全養殖を果たし、今では“マグロ大学”とまで呼ばれる近畿大学(東大阪市)。2013年にそれらの研究成果を味わえる場所として、大阪・梅田と東京・銀座に養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所」をオープンさせ、大きな反響を呼んだ。3年目となる15年、そろそろ客足は落ち着いたかと思いきや、大阪店ではいまだに開店前は行列ができるという。
梅田の商業施設、グランフロント大阪内にある大阪店。ランチの予約は受け付けておらず、オープン当初は2、3時間待つこともあったという。ディナーは毎月1日に翌月の予約を受け付けるが、現在でも週末の午後7時、といった人気の時間帯はすぐに埋まってしまうそうだ。

引用元 dot.:http://dot.asahi.com/dot/2015102100077.html

養殖魚のブランド化が、日本の水産業を変える

 近畿大学で養殖された魚は「近大卒」と呼ばれ、店舗でもお造りに卒業証書を添えて提供されるブランド魚となっている。最近では、クロマグロだけではなく、高級魚のクエを近縁種と交配にも成功。通常は出荷できるサイズの2キロになるまで4〜5年かかるクエを、3年で出荷できるまでに改良できたそうだ。また、かねてから研究を進めていた、うなぎ味のナマズを、今年7月の土用の丑の日に近畿大学水産研究所で初めて提供したことでも話題となった。さらに天然の稚魚が手に入らないため困難とされていたマアナゴの完全養殖にも成功し、今年10月には初めて市場に出荷したそうだ。他にも近畿大学では、アワビやトラフグ、マダイやカンパチなどの高級魚を養殖しているため、直営店である近畿大学水産研究所では、美味しい魚介類がリーズナブルに味わえる、という訳だ。
 マグロやうなぎ、さんまなど、世界的な漁獲規制が高まる今、水産資源を乱獲することなく、安全で安心な食材を提供できる養殖魚のニーズは高まる一方。その中で「近大卒」のブランド力をつけた養殖魚の開発に成功した近畿大学水産研究所からは、今後も目が離せない。

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テキスト: FUJI-KIZAI(不二機材)[/fusion_text]

FUJI-KIZAI(不二機材株式会社)は、1960年の創業以来、マグロ延縄漁の設置に必要なアルミスリーブ、圧着工具、スリーブかしめ機、テグス、釣り糸などの漁具をはじめ、プロ向け・個人向けの各種漁業資材を製造・販売しております。