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東京すしアカデミーが、外国人も学べる築地校をオープン

広がる日本食ブームによって現在、世界には8万8700店もの日本料理店があることは、先日お伝えした通り。その中でも断トツの人気を誇るのが、お寿司である。世界各国の寿司店には日本人の一流寿司職人から、白人や黒人の寿司職人、日本人風に見えるだけのアジア系料理人など、さまざまなレベルの職人がいる。ただ、寿司屋で修行して職人になるには、10年近い修行が必要と言われ、「シャリ炊き3年、あわせ5年、にぎり一生」という言葉もあるほどだ。ところが、最近は東京すしアカデミー日本すし学院東京すし和食調理専門学校(2016年開校予定)といった、寿司職人の専門学校ができている。SankeiBizによると、東京すしアカデミーは、外国人向けの寿司職人養成コースを展開し、今年10月には築地に新社屋をオープンするそうだ。

外国人シェフや海外の飲食店オーナーらを対象に、約2か月間のコースで江戸前寿司の技術を学べる「Authentic Sushi Course」を、すでに開講してきており、この数年は、特にヨーロッパ圏を中心に受講希望者が増加しております。来日する外国人受講生は、鮮魚の流通拠点である日本の市場流通への関心も高く、野菜や発酵食品など日本独自の食材への興味も貪欲です。また、より短期間で実践的に学びたいという要望も多様化してきました。このような背景を踏まえ、外国人向けの英語対応できる教室として世界中の料理人が注目する築地市場に新たな校舎を来たる10月に開校することとなりました。

引用元 SankeiBiz:http://www.sankeibiz.jp/business/news/150903/prl1509031010013-n1.htm

寿司職人専門学校は、世界へ羽ばたく近道

「シャリ炊き3年、あわせ5年、にぎり一生」と言うように、10年修行して寿司職人になる道は、もちろん今も健在だ。しかし、寿司専門学校に通う生徒は、ベクトルが少し違うようだ。彼らの中には、寿司職人として海外に進出することを目指す者も少なくない。前述の東京すしアカデミーには、和の料理人のための海外転職支援サイト、 SUSHI JOBがあるほか、SUHSI英会話レッスンの提供や、英会話教室と連携するなど、卒業生たちの海外進出を積極的にサポートしている。また、社会人経験者が「寿司職人になりたい」「海外で働きたい」という夢を諦めきれずに入学してくる例もあるそう。SUSHI JOB内のサクセスストーリーコーナーを読む限りでは、卒業生たちはアメリカやアジア、ヨーロッパの一流寿司店で働き、中にはフランスに寿司屋を開店した女性や、世界各国での寿司屋出店のコンサルティングで活躍する人もいる。海外からの寿司留学生だけでなく、海外に旅立つ日本人の寿司職人にも、注目してみると面白そうだ。

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テキスト: FUJI-KIZAI(不二機材)[/fusion_text]

FUJI-KIZAI(不二機材株式会社)は、1960年の創業以来、マグロ延縄漁の設置に必要なアルミスリーブ、圧着工具、スリーブかしめ機、テグス、釣り糸などの漁具をはじめ、プロ向け・個人向けの各種漁業資材を製造・販売しております。