目次

fig_whats

写真はPepperホームページより

ここまで来た!日本の食品加工ロボット

20世紀を代表する漫画家、手塚治虫氏の不朽の名作「鉄腕アトム」は、1952年から1968年にかけて雑誌「少年」に連載された。その中で主人公のアトムは、2003年4月に誕生している。50年前の日本人にとって2000年代とは、人間と同じように動き、話すロボットがいる未来であった。そして先月、ソフトバンクから人型ロボットのペッパーが一般発売され、販売開始1分で初回1000台が完売する人気となった。今後、私たちの生活の中にロボットが導入されつつあるが、食品産業の世界では、すでにたくさんのロボットが活躍している。東洋経済ONLINEによると、6月に開催された国際食品工業展では、さまざまな食品加工ロボットが紹介されているそうだ。

「Motoman SDA5」は台所での動き方を理解する。混ぜ、切り、油で揚げることができる。そして、人間の腕の動きを真似する独特の能力を持つ。彼の器用な腕は、訪れた女性の鼓動を高まらせている。国際食品工業展(6月9~12日、東京都江東区)に来場したモリ・マサヨさんは言う。「私はこんな夫を持っても良いと思う」。Motomanは日本の最新の進化した展示品の一つに過ぎない。ブースを少し進むと、進化したラインが見える。ものづくり企業である古川機工は、ほとんど不可能と思うような事ができる機械を誇らしく展示する。
引用元 東洋経済ONLINE:http://toyokeizai.net/articles/-/73612

記事によると、今回の展示に参加した鈴茂器工株式会社では、寿司・のり巻きロボットを世界で1500台売り上げていると言う。この寿司ロボットは、1時間に4300カンのシャリを握ることがでるそうだ。他にものり巻きロボットや、押し寿司ハンドプレス機など、寿司作りの自動化を進めるロボットを販売している。これで、寿司職人のいない異国の地でも、美味しいシャリでお寿司が食べられるのだ。

人工知能で進化し続ける、スマート家電

食品業界でのロボット進出に比べて、家電製品は人工知能を搭載することで、さらに飛躍的にロボット化が進んでいる。毎年1月にアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大級のIT・家電展示会、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)には、たくさんのスマート家電が登場している。中でも今年、注目を集めたのは、米大手家電メーカーのワールプール・コーポレーションが発表した洗濯乾燥機、Smart Top Load Washer and Dryerだ。この洗濯乾燥機は、人工知能が持ち主の行動パターンを学習して、家族が外出時にはゆっくり運転して電力消費を少なくしたり、電気料金の低い時間帯を選んで、より効率的に洗濯・乾燥をしてくれるそうだ。
鉄腕アトムのような高性能人型ロボットが誕生する日も、そう遠くはないかも知れない。

関連記事:ロボット技術の進歩で、漁業の自動化が見えてきた(1/1)
テキスト: FUJI-KIZAI(不二機材)[/fusion_text]

FUJI-KIZAI(不二機材株式会社)は、1960年の創業以来、マグロ延縄漁の設置に必要なアルミスリーブ、圧着工具、スリーブかしめ機、テグス、釣り糸などの漁具をはじめ、プロ向け・個人向けの各種漁業資材を製造・販売しております。