目次

  1. 2016年に築地から豊洲に移転!新中央卸売市場の構想
  2. 新たな商業ハブとなる、豊洲市場の魅力とは?

2016年に築地から豊洲に移転!新中央卸売市場の構想

2016年11月に築地から豊洲に移転予定の中央卸売市場。現在、築地市場には場内・場外合わせると年間900万人もの観光客が訪れると言われ、水産物を中心とした日本の食文化を担う重要な施設である。移転先の豊洲新市場の敷地面積は築地市場の約1.7倍の広さとなり、卸売市場だけでなく観光客が日本文化を体験できる商業施設「千客万来」も建設が予定され、注目を集めてる。その千客万来の事業主には、公募により大和ハウス工業と、「寿司ざんまい」を展開する大手寿司チェーンの喜代村が決定。千客万来には、市場関係者を中心とした多種多様な約140店舗が集まる「豊洲場外市場」や、市場から直送された新鮮な食材を味わえるフードコート「まんぷく市場」、東京湾を一望しながら温泉気分を味わえる首都圏最大級の「温浴施設」のほか、日本伝統の食や職人の技を体験できる「体験型施設」、料理の楽しさや食材について学べる「豊洲食育教室」などが計画されている。

しかしハフィントンポストによると2月に大和ハウス工業が、4月には喜代村が、それぞれ千客万来の事業主からの撤退を表明したと言う。

すしチェーン「すしざんまい」を展開する喜代村(東京・築地)の木村清社長は4月29日、本社で記者会見を開き、築地から豊洲(江東区)に移転する新市場に建設予定の大型観光施設「千客万来」(せんきゃくばんらい)の整備・運営を断念したことを明らかにした。木村社長は会見で「断腸の思い。力不足で申し訳ない」と陳謝した。産経ニュースなどが報じた。木村社長は、東京・お台場にある温浴施設「大江戸温泉物語」との競合が最大の断念理由であると説明した。大江戸温泉の運営会社が東京都と結んでいる定期借地権契約が「相談もなく2021年末まで契約が延長されていた。来年3月までで契約が切れるというので、新市場に温浴施設を造ることに決めたのに」などと語った。

引用元 ハフィントンポスト:
http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/29/susizanmai-kiyoshi-kimura-toyosu_n_7176806.html

この千客万来を訪れれば、新鮮で美味しい和食を味わえて、日本の食や伝統文化を学べ、さらに温泉でリラックスまでできる。まさに日本文化を総合的に体験できる画期的な施設とあって、年間420万人の来場者を見込んでいた。今回の事業主2社の撤退により、2016年11月の豊洲新市場開業前に予定されていた千客万来のオープンは絶望的になったそうだ。

新たな商業ハブとなる、豊洲市場の魅力とは?

そもそも、なぜ築地市場を移転することになったか。それは築地市場の老朽化に尽きる。現在の位置に築地市場が開設したのは、今から80年も前の1935年。2013年に東北大震災が発生したことで、施設の老朽化だけでなく耐震性も問題視されるようになった。さらに2020年に東京オリンピック開催が決定し、都心部と競技場や選手村を結ぶ環状2号線の建設のために、築地市場の移設が決定的となったそうだ。

そして豊洲新市場を新設するもう1の目的が、最新テクノロジーを駆使した高度な食品管理である。それが「コールドチェーン」と呼ばれる、生産・輸送・消費の過程で、食品の温度を常に低温に保つ流通方式。豊洲新市場に産地から入ってきたトラックは、施設内の低温冷蔵施設の中で荷下ろしし、室温管理された通路と卸売場で取り引きされ。買い付けられた水産物は、同様に室温管理された場内を経てトラックに積まれ、鮮度を保ったまま坂路へと流通される。このコールドチェーン実現により、日本の水産物は鮮度を落とさず、高品質な食材として国内だけでなく、世界に流通されて行くのだ。

豊洲新市場は海外からの観光客を集めるだけでなく、日本から新鮮なまま水産物を世界に輸出するための、貴重なハブとなるはずだ。

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