目次

  1. 日本の都道府県で、マグロの産地No.1はどこ?
  2. 勝浦漁港に見る、水産業の6次産業化

日本の都道府県で、マグロの産地No.1はどこ?

農林水産省が発表した2012年度のマグロ類漁獲量(大海区都道府県振興局別統)によると、マグロ水揚げ高日本一は静岡県であった。そして高知、宮崎、鹿児島、宮城が続いている。No.1の静岡には明治時代からマグロ漁が盛んな焼津漁港があり、古くからマグロを取り扱う卸業者も多く、その品質の高さで人気となっている。そんな中、ランキングでは20位にも入らない和歌山県が、クロマグロのニュースで話題となっている。

朝日新聞DIGITALによると、3月に過去最高を記録した勝浦漁港に、それを30キロ近く上回る大物が水揚げされたと言う。

和歌山県那智勝浦町の勝浦漁港に9日、重さ411キロ、体長2・67メートルの本マグロが水揚げされた。これまでの最重量は3月23日に揚がった386キロで、2週間余りで更新した。3千人分の刺し身がとれるといい、約270万円(税込み)で取引されて関東方面に送られた。

引用元 朝日新聞DIGITAL:
http://www.asahi.com/articles/ASH494RXJH49PXLB00P.html

3月のニュースでもお伝えしたが、勝浦漁港はマグロ漁で有名。関西唯一の遠洋漁業起点であり、延縄漁法による生鮮マグロの水揚げ高は、日本一と言われている。毎年1月には「まぐろ祭り」を開催し、マグロの即売や料理販売を実施するほか、「紀州勝浦産生まぐろ」の商標を取り、ブランド化を進めている。

勝浦漁港に見る、水産業の6次産業化

勝浦漁港のある那智勝浦町には勝浦温泉という温泉地があり、世界遺産の熊野古道にもほど近いことから、年間150万人ほどの観光客が訪れる。那智勝浦町は、この多くの観光客が利用できる体験事業を起こすことで、水産業の6次産業化に取り組んでいる。

その一つが、勝浦漁港に水揚げされる新鮮なマグロを使って、ツナ缶や干物作りを体験できる「まぐろ体験CAN」だ。このまぐろ体験CANは、和歌山県主催のお見合いパーティの場に利用されるなど、地域の活性化にも役立っているそうだ。そして二つ目が、ホエールウォッチング事業だ。これは熊野灘にクジラが訪れることから、勝浦漁業協同組合が漁家の6次産業化の一環として、任意団体を設立してスタートしたもの。3月から9月の期間限定で、観光客に間近でクジラを見られる機会を提供している。これらは規模としてはまだ小さいが、水産庁から6次産業化事例として注目されている。世界遺産や温泉など豊富な観光資源にバックアップされた、勝浦漁港の今後に期待が高まる。

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テキスト: FUJI-KIZAI(不二機材)

FUJI-KIZAI(不二機材株式会社)は、1960年の創業以来、マグロ延縄漁の設置に必要なアルミスリーブ、圧着工具、スリーブかしめ機、テグス、釣り糸などの漁具をはじめ、プロ向け・個人向けの各種漁業資材を製造・販売しております。